税務コラム

顧問税理士の切り換え時期はいつが良いか




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現状の顧問税理士の対応サービスに不満を感じている場合、新しい税理士を雇うことを考えましょう。報酬も発生する上、相応ではない税理士を抱えるのは、ストレスの元。

しかし、切り替えるとなると、大事なのは時期です。変更のタイミングによっては、新しい税理士の準備が間に合わず、決算・申告業務にも支障が出ます



顧問税理士乗り換えのステップ



(1)契約の確認

顧問税理士の変更をしたい場合、最初に現在の顧問税理士との契約を確認しましょう。契約書には解約時の注意点や期間が書かれているはずです。

特に解約時の猶予期間については、必ずチェックしましょう。


(2)新しい税理士を探しておく

税理士を変えるなら、必ず次の税理士を見つけておきましょう。

見つけておかないと、決算時に対応してくれる税理士がいないなど、事業に影響が出る場合もあります。十分に注意してください。

なお、新しい税理士とは必ず面談をして、顧問契約するかどうか決めましょう。

料金の総額も大切ですが、契約後の対応は誰が行うのか、質問に的確に答えられるか、ご自身の業種に詳しいか、面談や訪問の頻度はどのくらいか、リモート面談等にも対応しているのか、税理士独占業務以外も対応できるか(他の士業と連携しているか)、何よりも乗り換えることになった課題を新しい税理士は解決できそうか等、しっかりと見極めましょう。


(3)書類の準備

新しい税理士に業務を引き継ぐために、必要書類を事前に入手しておきましょう。

ご自身で保管しておらず現在の顧問税理士が書類を持っている場合は、返却してもらいましょう。



切り替えにベストな時期



(1)決算前は外す

前述したように決算時に対応してくれる税理士がいないと、事業に影響が出てしまいます。そのため、決算前などの乗り換えはやめましょう。

そもそも、決算や申告前に税理士が変わると、十分な節税対策をする時間がありません。決算業務だけで手一杯になってしまいます。要は新しい税理士が決算・申告までに準備期間を確保できるタイミングがベストなのです。

最も時間に余裕ができるのは、次年度の税務業務との境目となる法人税申告書の提出後です。多くの会社は3月末決算の2月後の6月ぐらいが該当の時期です。

年度内業務が全て完了するタイミングなので、新しい税理士への引継ぎもスムーズでしょう。


(2)税理士の閑散期

税理士が忙しい時期となると、どうしても既に顧問契約を結んでいる顧客が優先となるため、後回しにされてしまいます。

スムーズに業務を代行してもらうためにも、税理士が忙しい時期は避けましょう。




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