税務コラム

個人と法人で資金調達に違いはあるのか


資金調達

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資金調達には様々な方法がありますが、主なものは下記の三つです。

  • 負債を抱えての資金調達…公的機関や民間金融機関からの融資等
  • 保有資産の売却…不動産や設備の現金化
  • 増資…株式の発行や売却、クラウドファンディング

これらは個人でも法人でも行える方法です。実は、個人事業主と法人の資金調達の手段はそれほど変わりません

個人では株式の発行ができませんが、現代ではクラウドファンディングという方法もあるので、若干の違いはあるものの大きな差はないと言えるでしょう。



融資面での違い



信用がある分、法人の方が有利という見方もできますが、例えば創業直後で実績のない状態で考えれば、大きな違いはありません

個人でも法人でも、計画書の出来や面談でのプレゼンが上手くいけば、融資審査は通ります。

ただし、個人事業主だと、法人に比べ事業規模が小さいことが多く、多額の融資を必要としません。そのため、金融機関の融資プランには法人対象のものが多く、個人では選択肢がやや限られるという部分はあります



リスクの違い



資金調達の方法がそこまで変わらなくても、個人事業主と法人では資金調達時のリスクが大きく異なります

というのも、基本的に個人であれば全てのリスクを自分で背負います。
対して法人は、会社と代表者(社長)が別人格となるので、リスクは法人が負うことになります。

例えば、融資を獲得した後に、事業運営に躓いて借入金返済が困難になった場合、個人事業主だと、本人が個人の財産で弁済します。

しかし、法人の場合は会社が責任を負っているため、社長本人の財産は守られます。(ただし、代表者保証人が融資の条件になっている場合を除きます。)

自身の財産が守られれば、倒産後の出直しにも時間はかからないでしょう。



まとめ



個人事業主よりも、社会的信用が高い法人が有利な傾向がありますが、資金調達についてはそこまで大きな違いはありません。

ただし、リスクについては大きく異なるので、その点は注意するべきでしょう。

個人から法人化する場合は、メリット・デメリットをよく検討してから、実行しましょう。




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