株式会社ってどうやって設立するの？【二つの設立方法の違いとは】

税務に関するご依頼は、熊本で圧倒的実績を誇る税理士法人新日本にお任せください。

事前予約があれば、営業時間外や土日祝でも対応いたしますので、平日にお時間がない方もお気軽にご相談下さい。

起業時に法人立上げをする場合、最も選択される会社形態は株式会社です。

そして、株式会社を立ち上げるための方法には「発起設立」と「募集設立」があります。

この記事では、各方法の特徴や違いについて解説しますので、株式会社の設立をお考えの方はぜひ参考にしてください。

発起設立とは

発起設立とは、設立時に発行される株式の全てを発起人が取得することです。発起人とは、会社設立の企画・出資・準備をする方です。定款に署名または記名押印した方が正式な発起人となります。

発起設立とは要するに、一人の方が株式会社の設立を企画・実行し、株式もその方のみが保有する方法です。外部から株主を募集したりしません。

この発起設立は株式会社立上げにおけるポピュラーなものです。ほとんどの経営者様がこちらを採用しています。

募集設立とは

募集設立とは発起人以外にも出資者を募る方法です。発起人は株式の全部ではなく、一部を取得し、残った発行株式を引き取ってくれる方を募集します。

発起人以外から出資を募るので、場合によっては資金が潤沢になることもあります。ただし、株式を引受ける方が発起人以外にも存在するので、必要書類や手続きの数が多くなってしまうデメリットがあります。

募集設立は発起設立よりも選ばれるケースは少ないです。というのも、募集設立が採用されるのは、比較的大きな会社や知名度のある個人・法人が、会社を起こす際に用いられることが多いからです。

その理由は、会社が大きかったり、知名度があれば、出資者も集まりやすいからです。

逆を言えば、募集設立によって、出資者・資金を集められる方は限られるのです。ほとんどの方は、募集設立をしてもあまり意味がない（出資が集まらない）ので、発起設立を選択する方が良いでしょう。

二つの設立方法の違い

設立方法の違いをまとめると以下になります。

• 発起人以外にも株主になる人がいる
• 手続き方法が異なる
• 設立集会時など役員の決定方法が異なる

発起設立では会社設立における手続きが容易で、会社立上げはスピーディーにできます。一方、第三者が関係してくる募集設立では、必要な手続きが多くなります。

例えば、募集設立は創立にあたって「創立総会」を実施しなければなりません。創立総会は開催2週間前までに、株式取得予定の出資者全員に創立総会を開催する目的を定め、話し合う内容を通知する必要があります。

このように、募集設立は多くの複雑な手続きを行わなければならないのです。

まとめ

株式会社の設立には2つの方法があります。一般的には発起設立を選択される方が多いです。手続きのスムーズさや、設立時から第三者をいれないため、自身の思い描いた事業運営を実現しやすいからです。

会社設立に際しては様々な考えや状況がありますから、十分検討した上で最適な方法を選びましょう。

なお、弊法人では会社設立もサポートしています。法人立上げを検討している場合には、ぜひご相談ください。

会社の税務処理や節税のアドバイスなど、税務のことなら熊本市中央区に拠点を構える税理士法人新日本までご依頼ください。三年で200社と顧問契約をした実績があり、多様なノウハウと経験を活かしてサポートいたします。創業期で苦しい方には特別料金での支援もしております。

熊本市を中心に、熊本県全域に対応していますので是非ご相談ください。 初回相談は無料です。